はじめに
miracastドングルを購入してwindows10のノートPCに挿して使ってみました.カタログスペックどうりの性能は発揮したものの,用途には合わずでした.お蔵入りとなってしまいそうですが記録を残しておきます.
環境
toshiba製 windows10ノート KIRAシリーズ
IOデータ製24inch 液晶モニタ
miracastドングル https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07WF8TGX1/ amazon で2600円ほどで購入,翌日には配送完了された.
Buffalo製Wifiルータ.
手順
MiracastドングルをWifiネットワークに参加させる
- そのために,一旦WindowsノートをMiracastドングルのネットワークに参加させてMiracastドングルのネットワーク設定を変更し,その後Wifiネットワークに参加させるという手順をとる.
- Miracastドングルを液晶モニタにつなぐ.ドングルにMicroUSBケーブルを挿し,ACアダプタから給電する.液晶モニタにUSBポートがあればそこからの給電でOK.Miracastは通電と同時にWifiアクセスポイントおよびWifi子機として動作を開始する.
- 液晶モニタを電源ONすると,Miracastの説明画面となる.MiracastのアクセスポイントのIPアドレスとSSIDが表示されているのを確認.
- WindowsノートでWifiのアクセスポイントを探し,先ほどのMiracastのアクセスポイントに接続する.工場出荷時のパスワードは12345678.
- WindowsノートでWebブラウザを起動し,MiracastのアクセスポイントのIPアドレスにアクセスする.Miracastのドングルが子機として接続可能なSSID一覧が表示される.所望のSSIDを選択し,パスワードを入力すれば接続が試みられる.
- この後,パスワードに不備があれば再設定を促すダイアログとなる.不備がない場合は,接続を試みる画面が延々と表示されるだけで先に進まない.
※よくよく見ると,液晶モニタの右上にドングルのネットワーク状況が表示されるので,接続完了したっぽい状況をうかがい知ることは可能.もすこし明示的に示してくれると助かるのだが. - WindowsノートのWifi接続をもとのネットワーク(この例ではBuffaloルータのネットワーク)に手動で戻してやる.
WindowsノートからMiracastドングルに画面送信
- WindowsノートにてWindowsキー+Kを押す.画面右端にワイヤレスディスプレイ一覧が表示される.選択する.
- 数秒程度で接続完了となる.
やりたかったこと
普段,Windowsノートを持ち歩きして自宅と会社でそれぞれディスプレイに有線接続している.特に自宅の作業環境では作業スペースの確保のためWindowsノートをやや離れたところにおいていて,毎回ケーブルをつなぐのが面倒である.これをMiracast化することでHDMIケーブルの接続の手間を減らしたかった...
実際に試すまで気づかなかったことは,Windows10は「起動時に自動的にワイヤレスディスプレイを探し出して接続する」というアクションができないことであった.有線HDMI接続だとこれが可能で,電源投入さえすれば外部モニタに出力をしてくれる.Miracatsドングルの場合はそれができないので,起動の都度出力先を指定する必要が発生するのであった...!
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miracast, ミラキャスト, hdmi, chromecast, airplay, any-cast
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